人生100年時代とは言いながらも、日本人男性の平均寿命は81.47歳です(令和3年簡易生命表より)。私のようなアラフォーは人生の折り返し地点に来ているなーと思うこの頃です。
年末年始にそんなことを思っていた時、宿泊したホテルに置いてあった書籍「この世界で死ぬまでにしたいこと2000」を読みました。分厚さのインパクト(約500ページ!)と、タイトルにある「死ぬまでに」というキーワードが妙に引っかかったからです。
本書をきっかけに、バケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)を書いてみようと思い、少しずつ書き始めました。書いてみて、思った以上に時間は限られていると痛感したので、その記憶をメモしておきます。
この世界で死ぬまでにしたいこと2000
本書はタイトルに2000とあるように、とにかく世界各国でやってみたいことを、写真と一文程度で書かれています。メジャーな観光地だけでなく、マイナーな国の絶景や、グルメや体験に関する事項もあります。1つ1つの事項について詳細は書かれていないので、カタログだと思えばよいです。読んでいるだけで旅行気分を味わえます。
私はそれを読みながら、気になった項目をピックアップし、さらに調べて、「行ってみたい!やってみたい!」と思ったことをリストアップすることにしました。
自分の死ぬまでにしたいこと(海外旅行編)の一部
過去に思っていたことも踏まえてリストの一部を書き出すとこんな感じになりました。あくまで海外旅行でのリストですが、今のところ18個です。
- 完成したサグラダ・ファミリアを見る
- ドイツのクリスマスマーケットに行く
- リューデスハイムの居酒屋に行く
- 冬のシャンゼリゼ通りを歩く
- フィンランドでオーロラを見る
- フィンランドのサウナの後に海へダイブする
- ウユニ塩湖で写真撮影をする
- イグアスの滝に圧倒される
- アウシュビッツで人間の狂気を知る
- ハワイで何もしない日を作ってのんびりする
- キーウェストをドライブする
- ノイシュヴァンシュタイン城に行く
- モルディブでのんびりする
- バリ島でリゾートステイする
- ドバイで砂漠と大都会のギャップを体験する
- 夕方のモン・サン・ミシェルを眺める
- マホ・ビーチで接近する飛行機を見る
- ルート66をドライブする
書き出してみて
1年に1個達成しても18年かかる
まず思ったのは、1年に1回の海外旅行をしても、全てを達成するのに18年もかかるということです。子どもを含め家族全員で海外旅行なんて、予算的にも期間的にも1年に1回すら難しいという印象。今の延長ではほぼ不可能という現実を突きつけられたわけです。
達成するには時期やタイミングも必要
次に思ったのは、リストを達成するには、ただまとまった休日を作って行けばよいというわけではなく、時期やある種のタイミングも必要ということです。
例えば、クリスマスマーケットは11月下旬〜12月のクリスマス前しか開催されていません。日本で仕事をしていると年末年始休暇が取得しやすいですが、年末年始休暇ではクリスマスマーケットに間に合いません。よって、年末年始休暇とは別に休暇を取得する必要があります。
また、ウユニ塩湖の鏡ばりの絶景は12月〜3月の雨季に見られますが、それに加え、
- 前日までに雨が降って、水が溜まっている
- 当日、風がなく雨が降っていない
といった条件があり、行けば必ずあの美しい鏡ばりの絶景を見られる!というわけではありません。
私自身の経験では、雨の日の寒い日に世界遺産のプリトヴィッツェ湖群国立公園に行きました。これはこれでいい思い出ですが、死ぬ前にもう一度、今度は晴れたプリトヴィッツェに行きたいと思っています。
行く時の年齢も気になり始める
アラフォーになると老化にも気にする必要があります。今はまだ元気で長時間の移動(バス、電車、飛行機)は大丈夫だと思っていますが、60歳を過ぎても健康に不安がなく元気だとは限りません。
私は既に腰痛持ちで、長時間のエコノミークラスのフライトは少し心配していますし、旅先でギックリ腰になることへの恐怖があります。また、今後長く付き合わなければならない持病が出てくるかもしれません。そうなると長期間の旅行も困難になります。できれば、元気で体力のあるうちに南アフリカやアフリカといった、タフな所に行っておき、老化と共にビジネスくらすでのんびりリゾートステイをしてみたいところです。
いつ行くの?
こうしてリストアップして、現実を突きつけられて、若干途方に暮れているところです。「いつ行くの?」に対して「今でしょ!」と即答できるといいのですが、それが難しいということを一旦受け止められたことだけでもよしとしています。ただ、「いつか行きたい」ではなく、「○○までに行きたい」くらいは言えるようにしたいです。
終わりに
ふとしたきっかけで人生の折り返しを意識して、とりあえず海外旅行のやりたいことをリストアップしたお話でした。今回の海外旅行に限らず、死ぬまでにやりたいことはたくさんあると思うので、これからそれらをまとめたいと思います。またいつか公開します。
fujitaka
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