私はこれまで複数の証券会社を利用してきましたが、あるタイミングからマネックス証券をメインの証券会社にしています。投資信託の積み立てもマネックス証券を利用しています。昔からマネックス証券に一定金額を入金し、毎月定額で投資信託を積み立てています。
年始にふと調べてみると、クレジットカードで投資信託を積み立てられたり、投資信託を保有しているだけでポイントが付与されたりすることを知り、投信積立を楽天証券に変更しました。
12日までに積立申込すれば来月から積立できるようなので、さっそく楽天証券の楽天カード決済の申込。既に楽天カード、楽天証券、楽天銀行の口座があり、マネーブリッジも設定していたので積立申込のみでサクッと完了。https://t.co/6uOKDtyx2G
— fujitaka (@fujitaka) January 9, 2022
が、その後、楽天証券に関するポイントの改悪が次々と発表され、楽天証券のままにすべきか、マネックス証券に戻すべきか、他の証券会社を探すかを改めて考える必要が出てきたわけです。
ということで、改めて、現時点(2022年2月4日時点)における、自分にとってのポイントが貯まる投信積立の最適解を考えることにしました。
前提条件の整理
投信積立をこれから始める方は単純に比較すればよいのですが、私の場合、既にいろいろ保有していることもあり、前提条件を整理しておきます。特に新しく口座を開設したり、クレジットカードを申し込むのはハードルが上がります。
- マネックス証券と楽天証券に口座を保有している
- 楽天カードを保有している
- 2022年1月まではマネックス証券に入金し、毎月投資信託を積み立てていた
- 2022年2月からは楽天カードで投信積立に変更していた
- 積み立てる投資信託はeMAXIS Slim 先進国債券インデックスを検討
選択肢
クレジットカード決済で投信積立できるものはいくつかありますが、メジャーなのは以下3つかと思います。
- 楽天証券+楽天カード
- SBI証券+三井住友カード
- マネックス証券+マネックスカード
それぞれについて、クレジットカード決済時に貯まるポイントと、積み立てた保有額に応じて貯まるポイントについて付与率を整理しました。
楽天証券+楽天カード | SBI証券+三井住友カード | マネックス証券+マネックスカード | |
購入時に貯まるポイント | 楽天ポイント | Vポイント | マネックスポイント |
購入時のポイント付与率 | 1%(2022年12月まで) 0.5%(2023年1月から) |
0.5%(三井住友カード) | 1%(予) |
保有時に貯まるポイント | 楽天ポイント | Tポイント or Pontaポイント | マネックスポイント |
保有時のポイント付与率 | – | 0.05% | 0.03% |
やらなければならないこと | 楽天キャッシュ決済への変更(2022年8月) | SBI証券の口座開設 三井住友カードの申し込み |
マネックスカードの申し込み |
私の前提条件に合わせてまとめています。例えば、保有額に応じて貯まるポイントは積み立てる投資信託によって変わります。今回はeMAXIS Slim 先進国債券インデックスの場合を記載していますが、各証券会社のページに投資信託毎のポイント付与率が掲載されていますので、ご確認ください。
楽天証券は残高が一定の額に達した際にポイントを付与する方式に変更となっています。いわゆる福利の効果がなくなったと考えればよいかと。
三井住友カード決済の0.5%は年会無料のカードの場合です。ゴールドなら1%、プラチナプリファードなら2%ですが、年会費がかかるので省略しました。
最後に、マネックスカード決済による投信積立は2022年2月下旬からスタートとなっており、ポイント付与率も1%(予)となっています。楽天証券やSBI証券がポイント付与率を下げてきたので、マネックス証券もポイント付与率を下げてくる可能性は十分あります。
2022年に投信積立をするならどこがよいか?
以上の整理を元に、2022年2月から12月までの11ヶ月間、毎月3万円をeMAXIS Slim 先進国債券インデックスを積み立てた際に得られるポイントを計算しました。尚、保有時のポイントは、投資信託の評価額が変わらない前提で計算しているため、あくまで目安にしてください。
- 楽天証券+楽天カード:購入時3,300ポイント、保有時:40ポイント
- SBI証券+三井住友カード:購入時1,650ポイント、保有時:87ポイント
- マネックス証券+マネックスカー:購入時3,300ポイント、保有時51ポイント
また、2023年1月からも継続して積み立てた場合はどうなるかも計算しました。
- 楽天証券+楽天カード:購入時1,800ポイント、保有時:50ポイント
- SBI証券+三井住友カード:購入時1,800ポイント、保有時:257ポイント
- マネックス証券+マネックスカー:購入時3,600ポイント、保有時159ポイント
単純に総ポイント数をみるとマネックス証券+マネックスカードがベストになります。購入時のポイントは楽天カードとマネックスカードで同じですが、積立額が大きくなると保有時のポイントが大きくなるためです。
が、すぐにマネックス証券に戻すかというと、結論として、2022年は楽天証券+楽天カードで積み立てることにしました。理由は2つあります。
- 楽天カードはポイントを使って投資できるため、ポイントを有効活用できる
- マネックスカードの決済時ポイント付与率がまだ確定していない
特に後者「マネックスカードの決済時ポイント付与率がまだ確定していない」はかなり懸念しています。他社に追従してポイント付与率を下げてくる可能性は十分あります。私はまだマネックスカードを保有していないので新たに申し込む必要がありますが、せっかく申し込んで後からポイント付与率が下げられると作ったカードが無駄になります。
このため、2022年は年始に切り替えた楽天証券+楽天カードで様子見にしようかと思います。
fujitaka
コメント
[…] ポイントが貯まる投信積立の最適解を考える(2022年2月4日時点) | fujitaka.net […]