自宅の固定回線はIIJmioひかりなのですが、このところ夜間の通信速度が1Mbpsくらいしか出ず、モバイルの通信速度以下になることが多々発生しています。ISPを変えるという方法も考えたのですが、IIJはIPoEオプションを利用すると通信速度が改善するという情報があったので、IPoEオプションを申し込んでみました。結果、IPoEオプションのおかげで固定通信環境は劇的に改善できました。
目次
- IIJmioひかり IPoEオプションとは
- 利用するまでにやったこと
- 通信速度の変化
- ルーターを変えたい
IIJmioひかり IPoEオプションとは
IJmioひかりはNTT東日本・NTT西日本のフレッツ光のサービス卸「光コラボレーションモデル」によるインターネットサービスで、IPoEオプションはIIJmioひかりのIPv6 IPoE接続を実現するオプションサービスです。「IPv6 IPoE」という名前からわかるとおりIPv6通信なのですが、DS-LiteによるIPv4接続も実現しているので、IPv6、IPv4の両方を利用することができます。
従来のIPv4 PPPoE接続からIPv6 IPoE + DS-Lite接続に変更することにより、通信のボトルネックが解消され、通信速度が改善されるそうです。このあたりの話はIIJのブログが参考になります。
もともとサービスの品質が悪いのに、それを改善するためにオプション料金を払うのはちょっと気が引けましたが、通信速度が出なくてイライラするのもストレスですし、技術的にも興味があるので申し込みました。
利用するまでにやったこと
私の場合、IIJmioひかりを既に利用しているため、具体的にやったことはIPoEオプションの申し込みと対応ルーターの準備・設定です。
IPoEオプションは申し込んでから翌日に案内が届き、さらに翌日から利用開始となりました。つまり、申し込みから2日というスピード開通です。現時点で特にキャンペーンはしておらず、月額800円(税抜)のようです。
対応ルーターは動作確認が取れているバッファローのWXR-1750DHPを用意しました。
ちなみに、バッファローでDS-Liteに対応している機種は以下の通りです。
WXR-1750DHPの設定ですが、IPv4 PPPoE接続のようにIDとパスワードを入力する必要はありません。これはバッファローのルーターの独自仕様なのか、よくわかりません。
通信速度の変化
IPoEオプションに変えて通信速度がどうなったか、Wi-Fi接続したiPhone 7で実際に測定してみました。混雑する21時から23時の間に測定しています。まずは変更前のIPv4 PPPoEの時の結果。
相変わらず1Mbpsくらいしか出ていません。Ping応答も50msとかなり遅い。
そして、変更後のIPoEオプションの結果。
80Mbps以上、Ping応答9msと、劇的に改善されています。日を変えて複数回やっても大体同じ結果。これなら月額800円払ってもいいかと思います。
ルーターを変えたい
ということで、IPoEオプションには大満足なのですが、準備したDS-Lite対応ルーターのWXR-1750DHPがイマイチ。ルーターを変えて1週間経っていませんが通信不可になって、ルーターの再起動を余儀なくされたことが何度も発生しています。
IIJmioひかりでIPv6 IPoEオプション、確かに速くなったがルーターがショボすぎてすぐ死ぬっぽい。バッファローのルーターひどいわ。
— fujitaka (@fujitaka) 2017年4月17日
ネットでの評判もイマイチなバッファローのルーターは買い換える予定です。通信品質そのものは劇的に改善されているので、早めにルーターを交換して安定させたいです。
fujitaka
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