2024年も半年が経過したので、現在の資産ポートフォリオを確認して運用状況を確認します。
2006年9月にインデックス投資を始め、もうすぐ18年。FIRE(Financial Independence, Retire Early)という概念がなかった当時、「1億円を年利5%で運用すれば働かずに年収500万円になるのでは?」と夢を抱いてコツコツ投資信託を積み立てていたのですが、割と現実味が出てきたのでしっかりと確認します。
FIREをめざすための基本的な投資方針
私の投資戦略は以下の3つです。ありきたりなことですが、改めて紹介。
素人なのでインデックス投資
市場の値動きに連動するインデックスファンドに投資し、市場全体の成長を狙います。インデックスファンドは手数料が低く、リスク分散効果が高い点が魅力です。一個人ががんばって企業研究して値上がりしそうな銘柄を選ぶには時間と労力がかかるし、コスパも悪いと思います。
売らない(長期保有)
個人は勝つことよりも負けないことの方が大事です。そして個人は機関投資家と違って年度単位の決算がないので、売らない限り負けにはなりません。短期的な市場の変動に左右されず、資産を長期間保有することで複利効果を最大化し、長期的な資産成長をめざします。
個人なので税制優遇を活用
確定拠出年金やNISA等の非課税口座を最大限活用します。現在、投資で得られた利益に対して20.315%の税金が課されますが、非課税口座であれば税金がかかりません。利益が大きくなればなるほどこの効果が大きくなりますので、税負担を軽減しながら資産を増やします。
2024年の投資方針
年始の記事に書いた通り、2024年に新しいNISA(以下、新NISA)が始まりましたので年間投資枠360万円/年をフルに活用しています。また、将来の日本以外の市場成長を予測し、日本への投資は人的資本(労働による投資)で十分と判断し、金融資本は海外投資へ振り向けています。そのため、2024年は具体的に以下のように毎月57.75万円、年間700万円近い投資をします。
- 確定拠出年金で、外国株式の投資信託を2.75万円/月、購入する
- 新NISA口座のつみたて投資枠で、eMAXIS Slim 全世界株式を10万円/月、クレジットカードによる投信積立を行う
- 新NISA口座の成長投資枠で、eMAXIS Slim 全世界株式を20万円/月、購入する
- auカブコム証券、SBI証券、楽天証券で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を合計25万円/月、クレジットカードによる投信積立を行う
- 不定期に、株式の個別銘柄やその他の資産を購入する
なぜこの銘柄なのか?とかなぜクレジットカードによる投信積立なのか?についてはそのうち記事にしたいと思います。
2024年6月30日時点の資産ポートフォリオ
それでは、2024年6月30日時点の資産ポートフォリオを公開します。以下の前提条件を設定しています。
- 現金、普通預金、外貨預金等の生活防衛資金はポートフォリオに含めない
- 確定拠出年金は事業主負担と加入者負担(マッチング拠出)の両方を含める
- 子ども2人のジュニアNISAはポートフォリオに含める
- 米ドル資産は2024年6月末時点の為替レート$1=160.84円で計算
- カテゴリを「日本国株式」「外国株式」「外国債券」「その他」に分類(その他には外貨建てMMFや暗号通貨が該当)
比較用に2023年12月31日時点の資産ポートフォリオも掲載しておきます。
2024年は外国株式の投資信託に全力投資しているため、外国株式は69.8%、海外債券は10.9%となり、海外投資比率は80.7%となりました。一方、日本国株式は定期的な購入をしていないため、ポートフォリオ全体の15%を切って14.0%となりました。また、暗号資産や外貨建てMMFは円安効果もあって5.3%となりました。
主な銘柄
保有している銘柄一覧は以下の通りになります。上記の投資以外に、ソニー銀行の優遇プログラム Club Sでプラチナステージの条件を達成するためにニッセイ外国株式インデックスファンドを新規購入、さらに、ちょっとだけ遊び心でRIZAPグループを新規購入しています。株主優待狙いです。
日本株式
- TOPIX連動型投信
- ANAホールディングス
- GMOインターネット
- J.フロントリテイリング
- イオン
- スタジオアリス
- SUBARU
- タカラトミー
- 西松屋チェーン
- 日本航空
- パーク24
- バンダイナムコホールディングス
- ビックカメラ
- 北陸電力
- 良品計画
- RIZAPグループ
外国株式
- VT(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF)
- VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)
- GOOGL(Alphabet Inc.)
- AMZN(Amazon.com, Inc.)
- APPL(Apple Inc.)
- CSCO(Cisco systems, Inc.)
- FSLY(Fastly Inc.)
- MSFT(Microsoft Corporation)
- NVDA(NVIDIA Corporation)
- TSLA(Tesla, Inc.)
- eMAXIS Slim 全世界株式
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SMT グローバル株式インデックス・オープン
- eMAXIS 先進国株式インデックス
- ステート・ストリート 外国株式インデックス
- eMAXIS 新興国株式インデックス
- みずほ信託銀行 外国株式インデックスファンド
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
外国債券
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
- SMT グローバル債券インデックス・オープン
- ニッセイ外国債券インデックス
- 年金積立インデックスF海外債券ヘッジなし
その他
- ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド(米ドルMMF)
- BTC
- ETH
終わりに
2024年は米国経済の好調と円安によってかなり資産増加のペースが速いです。そのため、ついついこのペースで資産が増えていくのでは?と希望的な観測をしてしまうことがありますが、市場は常に変化するものと考え、投資方針に沿っていきたいと思います。
fujitaka
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