北陸新幹線の運賃発表 富山へは飛行機よりも新幹線が断然有利に

hokurikushinkansen
2015年3月15日に開業予定の北陸新幹線の運賃が発表されました。実家が富山なので年に1回以上は東京〜富山を往復しており、この手の話はかなり気になっています。現在は飛行機を利用することが多いのですが、北陸新幹線が開業すると利用する機会がありそうなので、さっそく調べてみました。

現在の運賃との比較

まず、10月3日に発表された北陸新幹線の運賃と、現在の上越新幹線とはくたかの乗り継ぎの運賃を比較してみました。

普通車自由席 普通車指定席 グリーン車 グランクラス
北陸新幹線 12,210円 12,730円 17,360円 25,580円
上越新幹線+はくたか 11,030円 11,910円 16,350円
差額 1,180円 820円 1,010円

利用頻度の高い普通車指定席で820円のコスト増になっています。北陸新幹線で東京〜富山間が1時間以上短縮されるので、その時間を考慮すると仕方がないのかなーと思える金額ですね。

飛行機の運賃との比較

次に飛行機なのですが、東京〜富山間はANAしか就航していないのでANA便を調べます。例えば、今日から2か月後の2014年12月5日の羽田発富山行の運賃を調べると、このようになります。尚、飛行機の普通運賃だと新幹線の運賃と比較にならないので特割や旅割の価格にします。

普通席 プレミアムクラス
特割 17,890円〜20,490円 29,490円
旅割28 11,290円〜16,790円 17,990円〜23,490円
旅割45 10,990円〜16,490円
旅割60 10,690円〜15,690円

ものすごく金額に幅がありますが、安いフライトは早朝便(ANA881)、高いフライトは利用しやすい9:45に羽田発のANA883便です。金額に幅があるので差額を計算しませんでしたが、3日前まで予約できる特割で5,000円以上の高くなり、28日前まで予約できる旅割28で新幹線と同じ価格帯に入ります。かなりのメリットがないと飛行機を使うのは難しいです。

所要時間の比較

ここまでは運賃の比較でしたが、肝心の移動時間の比較をしてみます。

上越新幹線+はくたか 北陸新幹線 飛行機
移動時間 3時間11分 2時間8分 1時間

ただし、飛行機は保安検査場通過と待ち合いで30分かかるので、実質1時間30分と見ておいた方がいいです。こうなると北陸新幹線と飛行機の違いは約30分。ここでさらに情報を付け加えるとと、富山空港から富山駅までは最短で20分かかります。そうなると飛行機と北陸新幹線の差はわずか約10分。よって、富山駅に行きたいのであれば北陸新幹線の方が所要時間は変わらず、そして価格が安いです。私は富山駅からさらに電車で移動するので、北陸新幹線がベスト解になりそうです。

飛行機の方がメリットが出ることはないのか?

とはいえ、飛行機の方がメリットが出そうな人もいると思います。例えば…

  • 羽田空港に近い人、または富山空港に近い人
  • 運賃の安い早朝便を利用できる人
  • 数ヶ月先の予定を確定できる人(旅割45や旅割60を利用できる人)

が該当するかと。また、北陸新幹線の開業に合わせてANAが運賃を値下げする可能性もあるので、しばらく注視したいところです。

fujitaka

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