たまにはちゃんと読書メモを書き起こしてみる。今回はたまたま見つけた「30代を後悔しない50のリスト」を読んでみた。今年30歳になってあまり実感が湧いていなかったが、本書を読んで、気持ちを引き締めて30代を無駄にせずに生きたいと感じた。
書かれていることは他の本にも書かれていることがあるものの、30代という年齢に合わせた内容になっており、自分と同じく30代前半の人は一読して損はないと思う。
目次
- 序章 30代が人生の土台づくりになる理由
- 第1章 この10年で何より大切にしたいこと
- 第2章 プロフェッショナルとして絶対に必要なこと
- 第3章 人生を左右する決断について知っておくべきこと
- 第4章 「仕事以外」で必ず考えておくべきこと
- 第5章 「お金のこと」で知っておくべきこと
- 第6章 揺れ動く心を支えるためにやっておくこと
人生でもっとも差が開く10年
本書の序章では、30代というのは人生においてどういった位置にあるのかを説明している。
仕事に関して言うと、30代は入社して10年くらい経つのである程度の責任を負うことになる。当然、仕事に対しての結果も求められるようになってくる。20代まではいわゆる育成期間として横並びだった評価も差がついてくる時期になる。
プライベートでは結婚や出産、育児といったライフイベントがあり、家族の変化が大きく、また20代のように自由度が失われる年代とも言われている。
このように仕事でもプライベートでも大きな変化があるため、30代は理想と現実のギャップに苦しむ年代らしい。まだ自分では10年後に対する具体的なイメージができていないので、あまり実感が伴っていないのかもしれない・・・。
今からやれば後悔しない3つのリスト
実際に読んでみて、自分で30代を後悔しないための3つ項目を抜粋してみた。
360度人脈を構築し、複数のキャリアや世界を持つ
入社してから会社の人との付き合いがほとんど、たまに学生時代の友人という関係になりがちで、新しい人脈というのがなかなか作られていないなーと感じた。ここ数年は幸運にも仕事を通じてこれまでとは異なる人との接点が多くてものすごく刺激を受けたので、引き続き人との交流を継続していきたい。
「良い習慣」を身につける
本書でも書かれているように「良き習慣は才能を超える」はその通りだと思う。才能がある人でも習慣や継続することがなければ才能を開花させることは難しい。また、習慣は一度身につけば一生モノ。20代から始めている早起き、読書、運動をより生活に定着させていきたいと思う。
10,000時間を目指して常に行動する(大量行動)
どのような分野でも、一定のレベルに到達するためには10,000時間必要と言われている。本書はこれを大量行動と呼んでいるが、30代であれば今から何かを始めれば10,000時間に到達することが可能だと思う。
例えば仕事でいうと、1日10時間働いたとすれば4年もあれば達成することができる。確かに3〜4年もあれば仕事に関して慣れてくることは間違いない。
また、仕事以外で考えても、毎週10時間やれば1年で500時間、20年で10,000時間に到達する。仕事以外の趣味でもあるレベルまでは到達できそうだ。しかもこれは後になればなるほど時間が限られてくるので、30代のうちに始めたいところ。
終わりに
本書を読んで30代をいかに生きるかを考えると同時に、いかに人生を楽しく過ごすかを考えることがあった。そのため、今回自分で挙げた3つの項目は短期的なものではなく、長期的で人生の土台になるものをピックアップした。
本書は読む人によって着目点が変わると思う。本書はお金に関する項目もいくつかあったが、それらは既に意識していたし、その他の項目でも既に考えているものがあったのでここでは紹介していない。是非、自分と同年代の人は読んでみて欲しい。
fujitaka
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