Maker Faire Tokyo 2013にて、Intelが発表したArduino互換ボード「Intel Galileo」のプレゼンテーションがあったので聞いてきた。日本国内販売は12月中旬、価格は7,000円前後になる見込みらしい。
Intel Galileoとは?
知らない人のために説明すると、Intel GalileoはArduino互換のマイコンボードである。英語だけど公式ページは下記。
Introducing the Intel® Galileo Development Board
Arduino互換なのでArduinoのピンの配列も同じ。そのため、Arduino用の各種シールドをそのまま利用できる。またソフトウェアもArduinoのプログラム(スケッチ)もそのまま流用できる。Arduinoを使ったことがある人にとって敷居は低い。
それでいてIntel Galileoは、Arduinoよりスペックはかなり高く、拡張性も優れている。ハードウェアはUSBコネクター、イーサネットコネクターがあり、さらにはmini-PCIeを搭載しているので無線LANモジュールを準備すれば無線通信もできる。また、Intel GalileoのOSはLinux。Raspberry Piのように動かせるのかは今のところ不明だが、いろいろと期待できそう。
日本での発売時期と価格
Intelは今回初めてIntel Galileoの日本国内での発売時期を発表。発売は12月中旬。スイッチサイエンスやおなじみのPCパーツショップから販売される予定。価格はオープンプライスとしながらも、7,000円前後になる見込みとのこと。
Intel Galileoは買いか?
まだ未知数な部分が多いIntel Galileoだけど、結構期待できそうな感じ。
この手の商品はこれまでArduino、mbed、Raspberry Piといろいろと出てきたが、Intel Galileoは初心者にも優しいArduinoのよいところを踏襲しつつ、スペックをRaspberry Pi並に引き上げている。
Arduinoの欠点はそのロースペックにあると感じている。イーサネットで通信するにはシールドを準備する必要があるし、処理も重い。そういった時はmbedを利用した方がよかった。しかしながらこれからはIntel Galileoという選択肢が増えることになる。
Intel Galileoの微妙な点は2つ。1つ目はニッチすぎないかという点。ArduinoとRaspberry Piの間に入ったということは、逆にいうとどっちつかずになってしまう。2つ目は価格設定。ArduinoもRaspberry Piも5,000円以下だ。最初は(私も含め)物好きが買うだろうけど、その後に続いてくれるかが気になるところ。
いろいろ思うところはあるものの、大手のIntelがMaker市場に参入するとは思ってもいなかった(絶対他社は黒字になっていないと思う・・・)。これによってM2MやIoTといった分野が成長することを期待したい。
fujitaka
コメント
私もその現場におりました。
最後のジャンケン。一回戦は突破したのですが、次ぎダメでした。。。
512KBメモリをどう評価してよいのか分かりません。というのが私個人の感想です。
コメントありがとうございます。
ジャンケンは初戦敗退でした・・・。
いろいろ疑問点はありますが、
とりあえず突撃してみようかと思います!
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