昨年12月にSIMフリーiPhone 5とiPad miniを購入してもうすぐ半年経過する。当初は日本通信が提供しているb-mobile 4G PairGB SIM(以下、b-mobile)を利用していたが、現在はIIJmio ファミリーシェアプラン(以下、IIJmio)に乗り換えている。結論からいうと現在b-mobileを利用しているiPhone 5/iPad miniユーザーはIIJmioに乗り換えるべき。
b-mobile 4G PairGB SIM
http://www.bmobile.ne.jp/am/index_ap.html
IIJmio高速モバイル/D
https://www.iijmio.jp/guide/outline/hdd/
IIJmioの方がb-mobileよりも高速・低遅延
b-mobileはNTTドコモの回線を利用しているから、ソフトバンクやauよりも通信品質がいい・・・ということはない。b-mobile 4G PairGB SIMは特に通信速度に制限がないはずにも関わらずとにかく遅い。
実際にb-mobileとIIJmioで通信速度を比較してみた。時間帯や場所にもよるかもしれないが、上り速度、下り速度、レイテンシーともIIJmioの方が優秀な結果となった。
見てもらえばわかる通り、IIJmioは1Mbps以上なのに、b-mobileは400Kbps・・・。繰り返しになるが、b-mobile 4G PairGB SIMはb-mobile U300のように帯域制限がないプランのはず。加えて、b-mobileはレイテンシーがものすごく悪い。ひどいときは10秒以上待たされ、ウェブブラウジングしているとストレスを感じる。IIJmioはそのようなストレスを感じることがない。
IIJmioはnanoSIMを選ぶことができる
iPhone 5とiPad miniはnanoSIMを採用している。b-mobileは標準SIMもしくはmicroSIMしか選択できないのに対して、IIJmioは標準SIM/microSIM/nanoSIMの3種類から選択することができる。b-mobileの場合は別途SIMカッターを準備しなければならなかったが、IIJmioにすればその手間がなくなる。
加えて、b-mobileはPairGBという名前の通りSIMは2枚だが、IIJmioは3枚まで利用できる。つまり、持ち歩くガジェットの数が多い人はIIJmioがオススメ。
IIJmioはAPN構成プロファイルを提供している
SIMフリーiPhon/iPadを利用するためにはAPNの設定が必要だが、IIJmioはAPN構成プロファイルを提供しているので、ブラウザで下記URLにアクセスし、APN構成プロファイルをインストールするだけでOKなのがものすごく簡単。
IIJmio 高速モバイル/D iOS APN構成プロファイル
http://techlog.iij.ad.jp/sp/miolte/
b-mobileを利用していた時は頻繁にAPN情報が消えてしまい、その都度入力していたが、IIJmioでAPN構成プロファイルをインストールしてからはそのようなことは起こっていない。ここまで利用環境を整えているIIJmioに感謝!
弱点だった高速通信データ量もb-mobileを追い越した
b-mobileとIIJmioを比較して唯一負けていたのは高速通信できるデータ量。これまでは下記のような違いがあった。
- b-mobile:2GBまで速度制限なしで利用可能だが、2GBを超えると通信不可
- IIJmio:1GBまで速度制限なしで利用可能だが、1GBを超えると128kbpsに速度制限
過去の自分の利用状況を見ると、1GBを超えることが多々あった(しかも2GBを超えることはない)のでb-mobileを選択していた。ところが、IIJmioがプランを改定し、速度制限なしで通信できるデータ容量を2GBに、そして2GBを超えても200kbpsに速度制限とプランの魅力がぐっと上がった。もはやIIJmioを選ばない理由がない!
※正式な容量アップは2013年9月からだが、6月よりキャンペーンとして2GBにするらしい(http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2013/0426.html)
終わりに
b-mobileからIIJmioに乗り換えるべき理由を4つ挙げた。iPhone 5/iPad miniとも非常に使い勝手のよいガジェットなので、通信品質で不便を感じるのはもったいない。特にiPad miniはXi(LTE)をちゃんとつかむこともができるのでかなりオススメできる。ただし、iPhone 5はiOSのバージョンによってはXi(LTE)を利用できない点は注意点として挙げておく。
fujitaka
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