ちょうど福岡に行く機会があったので、関空からLCCのPeachを利用して移動してみた。これまで大坂ー福岡の移動は新幹線もしくはレガシーキャリアの飛行機しかなかったが、場合によっては非常によい第3の選択肢にもなりえると感じた。今回は実際に利用した感想を中心に紹介する。
フライト概要
今回利用したフライトは下記の通り。予約はインターネットで行い、価格は施設使用料と支払手数料を含んで9,205円だった。
予約日:2013/05/09
便名:MM153
搭乗日時:2013/05/12 10:30-11:40
出発:関西空港
到着:福岡空港
Peachに搭乗
関西空港駅に到着して、第1ターミナルとは逆方向に歩き、第2ターミナル行のバスに乗車。バスは6〜8分間隔で運行しており、乗車時間7〜9分を考慮すると第2ターミナルは第1ターミナルと比較して+20分かかると思った方がいい。
第2ターミナルはLCC専用。現在はPeachのみ。天井は工場のようなデザインだが、白を基調としたデザインなので違和感がない。空港によくある電光掲示板はなく、紙で書かれた案内表示があるのみ。
チェックインは専用端末で行う。事前にプリントアウトしたバーコードを読み取り、すぐにチェックインが完了する。
チェックインが完了するとレシートっぽい紙が出てくるが、これが搭乗券。チェックインの際に座席が決まるみたい。
待合室もシンプル。あちこちにソファがあるのでそこに座って時間を潰す。第1ターミナルのようにお店はほとんどないのであまり見るところはない。
10:10よりちょっと前から搭乗案内があった。搭乗口は1つしかなく、それ以降でゲートが別れている。搭乗は窓側座席のA列、F列から搭乗。これもスムーズな搭乗のためだと思われる。
そして搭乗口から階段で搭乗。雨の日や寒い日はちょっと辛いかも。その代わり近くで飛行機が見られるのは大きなメリット。ピーチのピンクと空の青とのコントラストがなかなかいい!
キャビンアテンダントは、ANAと比較すると年齢が若い気がする。後ろの人が座席ポケットをいじっているのに気づいたのでシートは若干薄いかもしれないが、決して狭いとは感じなかった。これなら国際線の長時間フライトでも問題なさそう。
そして到着!LCCで懸念していた遅延も発生せず、定刻通りだった。
新幹線、レガシーキャリアと比較してみる
今回のフライトを費用と時間で比較してみる。自分の場合に移動拠点は天王寺駅なので起点は天王寺、到着は博多駅とする。また価格は予約時によって変わるので参考程度に見てほしい。
費用
Peach:関空までの移動(JR西日本)1,030円+フライト(Peach)9,205円+博多駅までの移動(福岡市地下鉄)250円=10,485円
新幹線:新大阪駅までの移動(大阪市地下鉄)270円+新幹線(JR西日本、エクスプレス予約)12880円=13,150円
ANA:伊丹空港までの移動(大阪空港バス)620円+フライト(ANA、特割)14,500円+博多駅までの移動(福岡市地下鉄)250円=15,370円
Peachが最安となった!新幹線との差は約2,500円、ANAとの差は約5,000円。これならご飯代くらいにはなる。
所要時間
Peach:関空までの移動1時間+フライト待ち時間1時間+フライト(Peach)1時間10分+博多駅までの移動20分=3時間半
新幹線:新大阪駅までの移動30分+新幹線2時間半=3時間
ANA:伊丹空港までの移動30分+フライト待ち時間1時間+フライト(ANA)1時間10分+博多駅までの移動20分=3時間
Peachは関西国際空港出発なので移動に時間がかかってしまう。また、フライトまでの待ち時間も結構あるので、実質新幹線よりも遅くなってしまう。
これ以外特筆すべきは、新幹線はエクスプレス予約を利用することで出発時刻をギリギリでも変更できるが、PeachやANAは料金が変わったり予約変更不可だったりする。よって日程がなかなか決まらない場合は新幹線のエクスプレス予約がベストと言える。
しかしながら価格はPeachが最も安いので、日程が事前に決まっているのであれば選択肢に十分入ると言える。
終わりに
初めてLCCを利用してみたが、新たな移動手段としては非常にいいと感じた。徹底的なコスト削減をしているものの、移動手段と割り切れば全く問題ない。だからと言って安全面が疎かになっているわけでもないので、これから機会があれば積極的に利用していきたい!
fujitaka
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