BackWPupプラグインとMAMPでWordPressを丸ごとローカル環境にリカバリする

WordPressを利用してサイトのデザインを変えたいと思ったとき、いきなり公開中のサイトの設定を変えるのはちょっと怖い。万が一、謝った設定をしてしまって閲覧できなくなるのは絶対に避けたい。そんな時、公開しているWordPressのミラー環境があれば、そこでいろいろと設定を変えることができて便利。そう考えて、公開しているWordPressをバックアップして、ローカル環境にリカバリするまでを実際にやってみた。備忘録としてその手順をメモしておく。

目次
1. 前提条件
2. バックアップからローカル環境へのリカバリまで

2-1. WordPressにBackWPupプラグインをインストールする
2-2. BackWPupプラグインを設定し、バックアップを作成する
2-3. MAMPをインストールする
2-4. バックアップファイルを解凍し、MAMPのフォルダに格納する
2-5. データベースをリカバリする
2-6. ローカル環境に合わせた設定を行う
2-7. 動作確認テスト

3. 終わりに

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前提条件

今回は既にWordPressを利用してサイトを運営している人を対象にする。また、MAMPはMac用のWebアプリケーション開発環境のソフトウェアなのでMacユーザーが対象になる。後、混乱するかもしれないのでリモート環境ローカル環境の言葉の定義を明記しておく。

・リモート環境:インターネット上に公開しているWordPressの環境
・ローカル環境:手元のMac内で構築したWordPressの環境(今回の場合はMAMP)

バックアップからローカル環境へのリカバリまで

ここから実際に手順を記載していく。バックアップに関してはかなり省略してしまっているが、リカバリについては細かく記載したつもり・・・。

WordPressにBackWPupプラグインをインストールする

WordPressのバックアッププラグインで有名なのはBackWPup。これをインストールする。WordPressを利用している人であればわかるとは思うが、ダッシュボードの「プラグイン」→「新規追加」を選択し、「BackWPup」と検索すれば見つかるのでそれをインストールする。特段問題なくインストールは成功するはず。

BackWPupプラグインを設定し、バックアップを作成する

BackWPupプラグインのインストールが終わると、今度は設定を行う。細かな設定方法に関しては下記の記事が参考になるので参照してほしい。

今こそ安心できるWordPressバックアップを!復旧作業まで実際にやってみたWordPress丸ごとバックアップ法 | 情報科学屋さんを目指す人のメモ

実際にバックアップが正常に終了していることを確認できたら、バックアップについては完了。引き続き、ローカル環境の構築に移る。

MAMPをインストールする

Mac上にローカル環境を構築するため、MAMPをインストールする。MAMPはMac、Apache、MySQL、PHPの頭文字をとっているらしい。公式ページからソフトウェアをダウンロード、インストールするだけ。特にインストール時に設定する必要はなし。

MAMP: Mac, Apache, MySQL, PHP

以降の作業はMAMPの環境設定を初期設定のままである前提で説明する。Apacheのポート番号やDocumentRootを変更している人は注意して欲しい。

バックアップファイルを解凍し、MAMPのフォルダに格納する

バックアップファイル一式をMAMPのフォルダに格納する。初期設定であれば下記のフォルダにバックアップしたファイル一式を格納する。

/Applications/MAMP/htdocs

これでリカバリの半分は完了。しかしデータベースはまだリカバリできていないので次の手順に進む・・・。

データベースをリカバリする

ここからがリカバリの本番。スクリーンショットを入れつつ説明していく。先ほどのバックアップファイルの格納だけではWordPressのデータベースは復旧されていない。そのため、MAMP上に空のデータベースを作成し、そこからデータベースをリカバリする。
まず、MAMPのスタートページ(初期設定であればhttp://localhost:8888/MAMP/)から上部の「phpMyAdmin」をクリックする。その後、「データベース」タブをクリックする。

次に、リモート環境で作成していたデータベース名と同じデータベースを作成する。もし、データベース名がわからない場合、後述するwp-config.phpを確認すればデータベース名を確認することができる。
MAMP_wordpress_db1

次に、空のデータベースにリモート環境のレコードを挿入する。「インポート」タブをクリックし、ローカル環境のフォルダ配下に保存されている「(データベース名).sql」というファイルを選択し、それを用いてリカバリする。

MAMP_wordpress_db2MAMP_wordpress_db3

正常終了すると下記のような表示になる。
MAMP_wordpress_db4

ローカル環境に合わせた設定を行う

ここが一番重要な設定。大きく修正箇所は2箇所ある。データベース上のURLの修正wp-config.phpの修正である。
まず、ローカル環境のURLはリモート環境と変わってしまうので、データベース上のURLを修正する。先ほどまで利用していたphpMyAdminをそのまま利用する。
左のサイドバーから「wp_options」をクリックする。
MAMP_wordpress_db-config1

siteurl」の値をローカル環境のURL(初期設定であればhttp://localhost:8888)に変更する。同様に「home」の値もローカル環境のURLに変更する。これでURLの修正は完了。
MAMP_wordpress_db-config2

次にwp-config.phpの修正。MAMPのphpMyAdminを用いてデータベースを作成すると、ユーザー名とパスワードがそれぞれrootになるので、ローカル環境のWordPressの設定を修正する(MAMPのMySQLの設定を変更する方法もあるが、こちらの方が簡単っぽい)。
ローカル環境のフォルダ配下のwp-config.phpをテキストエディタで開く。
MAMP_wordpress_wp-config1

データベースのユーザー名とパスワードが書かれている部分があるので、その部分をそれぞれrootに変更する。これだけでwp-config.phpの修正も完了(ちなみにここでデータベース名も確認することができる)。
MAMP_wordpress_wp-config2

以上で一通りの作業は完了。後は動作確認のみ!

動作確認テスト

最後に、実際にローカル環境にアクセスできることを確認する。初期設定であればブラウザからhttp://localhost:8888/wp-login.phpが開くことを確認する。また、「設定」→「一般」を開き、データベース上で編集した値が入っていることを確認する。
MAMP_wordpress_db-config3

ここまでできていれば問題ないはず。最後にhttp://localhost:8888を開き、リモート環境とそっくりそのままのローカル環境ができていることを確認する。
ちなみに、いきなりhttp://localhost:8888を開こうとしてもうまくいかなかったことがあるので、管理画面からアクセスしてみることをオススメする。

終わりに

復旧したローカル環境のサイトはリモート環境と全く同じで、URLでしか違いを判別することはできない。ローカル環境で作業をする際はURLを見つつどちらを開いているのか確認するようにしよう。

このローカル環境を用いてサイトのテーマを変更したり、ブログパーツを設置したりすれば、リモート環境への影響を気にせずカスタマイズすることができる。注意点としては、ローカル環境でカスタマイズしたものをリモート環境に戻すことは、こちらでは動作確認してないので自己責任で・・・。

fujitaka

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